聚楽内科クリニック

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がん予防におすすめのレシピ<医学博士とシェフ・ソムリエの健康レシピ#9>

健康レシピ
 
 
 
 日本の高齢化社会において、死因の第1位はがんとなりました。
 
これは肺癌や大腸癌のように加齢とともにがん患者数も増えているからでしょう。
がんの治療法もまた高齢者患者に適応となるような形に進化しています。
外科手術は心肺機能などが保たれ、日常生活に不自由のない高齢者であれば100歳であっても適応となりますし、内視鏡下手術や腹(胸)腔鏡下手術など開腹(胸)手術と比べて侵襲の少ない術式を行うことにより、入院期間を短縮し長期臥床による筋力低下などを最小限度に抑えることができるようになりました。
さらには21世紀に入り次々に開発されている分子標的治療により、手術不能の難治症例であっても治療効果ならびに長期生存を期待できる時代となりました。
 
 そして、少子高齢化が進む中でわれわれが最も取り組んでいかなければならないのは、がんの予防と早期発見です。
特にがんを発症する患者さんには喫煙、肥満、生活習慣病など共通の背景があります。
これらの危険因子を取り除くことによって、がんの発症を回避することができると考えています。
病気になってから治療を始めるのではなく、病気にならないように自分で身体や生活をコントロールし、発症するリスクを抑えるようにしましょう。
 
 中でもウコンの成分であるクルクミンは、リンパ系腫瘍などの増殖を促すJAK/STATシグナル伝達系にはたらき、がん細胞の増殖を抑えることが研究論文で報告されています。
武本は、20年以上前のことになりますが、長年研究している日本の九州に多いウイルス(HTLV-1)感染が引き起こす成人T細胞白血病(ATL)でも同じメカニズムで細胞増殖が起こっていることを、米国で研究している間に発表しました{Takemoto S, et al. PNAS December 9, 1997 94(25) 13897-13902}(https://www.pnas.org/content/94/25/13897)。
そしてクルクミンやターメリックを摂取していることで、この難治性の白血病(ATL)発症を抑えることができるのではないかと考えるようになりました。
その根拠の一つとしたのが、HTLV-1感染者あるいはATL患者の世界分布です。
このウイルスや病気はウコンを直接、あるいはターメリックとしてカレーを食べているインドや東南アジアには、存在しないのです。
そして驚いたことに、国立病院機構熊本医療センター外来患者で血液中に一旦増え始めた白血病細胞が消失した患者がおり、その患者は自家栽培したウコンを食べたのです。
武本はその患者の家まで訪ね、そのウコンの栽培や収穫後の処置を目の当たりにしました。
ウコンは沖縄でも摂取されているようですが、その沖縄でHTLV-1感染者や白血病患者が多いのは、ウコンそのものを食べているのではなく、お茶として水溶成分だけを摂取しているからではないかと思います。
 
 他からの報告例では「末期の肝臓がん。できる限りの治療をした。もはや打つ手はない。余命は、あと6ヶ月です。」と大学病院で最期通告を受けた入院患者に、春ウコン(薑黄)を摂ってもらうと、そのがんが3ヶ月で消えて退院となったという例や、手術後に, プロポリス,アガリクスを服用していたが, 春ウコンに切換えて3年以上も健康でがんが治っている例もあるようです。
 
 

ハーブ名 春ウコン

引用写真20(春ウコン)


 
英語名:Wild turmeric(ワイルド ターメリック)
和名: 姜黄(きょうおう)
科名: ショウガ科
使用部位: 根茎
花の色: ピンク色
主要成分: クルクミン、フラボノイド、カンファー、アズノン、シオネール、精油、ミネラル
作用: 健胃、殺菌、防腐、利尿、抗出血性ビタミンP
適応: がん、糖尿病
 

安全性について

 肝臓の悪い方、妊娠中の方は注意が必要です。抗生剤との併用はさけて下さい。
1日の摂取量として約3gを目安にお召し上がり頂きますようにしておりますが、1回で3gではなく、2回~3回に分けて(例:朝・昼・晩など)お召し上がり下さい。
 

おすすめレシピ
春ウコンのティー
材料 <1杯分>

春ウコン粉末    1g
 

作り方

春ウコン粉末を熱湯150ccで抽出し、カップに注ぎます。

 

(春ウコンを使ったフランス料理)
フランス産フォアグラとトリュフのパイ包み焼き、春ウコンソース

引用写真21


 

材料 <1人分>

フォアグラ      1枚
トリュフ         3枚
ビーツ           1枚
枝付きケッパー      1個
ライプオリーブスライス   2枚
ドライイチジクスライス   2枚
ピスタチオ        2個
レッドアマランサス     2枚
パイシート          2枚
春ウコン           5g
マヨネーズ         10g
 

作り方

1. フォアグラに塩、胡椒、粉をまぶしフライパンで焼き色を付けます。
 
2. 丸型に抜いたパイに卵黄を刷毛で塗り、先ほどのフォアグラを置き上に、トリュフを3枚載せ、後1枚のパイをかぶせ、卵黄を塗り200℃のオーブンで15分焼きます。
 
3. マヨネーズソースに春ウコンの粉末を合わせ、円を描くように皿の中心からソースを絞っていきます。
 
4. 左端に焼き上がったパイ包みを置き、右斜めから後の野菜を飾り付けます。
 

(マヨネーズソース)

卵黄            4個
オリーブオイル     30cc
白ワインヴィネガー   10cc
塩            少量
 

作り方

卵黄にオリーブオイルを少しずつたらしながらつないでいき、白ワインヴィネガー、塩を合わせマヨネーズソースに仕上げます。
 
 
 

この料理にはこのワインがおすすめ
シャトー・ル・ピュイ・エミリアン 2014

引用写真22


 
「ル・ピュイは水晶のように純粋で柔和な果実味があり、豊かな腐葉土の香りがする。」
『神の雫』原作者が【奇跡のワイン】と激賞した世界一贅沢な赤ワインで、テレビドラマ【神の雫】最終回を飾ったワインです。
なんと400年もの間、農薬・化学肥料を一切使用していない元祖有機ボルドーの神様です。
 
銘柄: シャトー・ル・ピュイ・エミリアン
ヴィンテージ: 2014年
タイプ: 赤
品種: メルロー85%、カベルネ・フラン14%、カルメネール1%
原産国: フランス、ボルドー、コート・ド・フラン
造り手: ジャン・ピエール・アモロー
 
 
 

ソムリエとしてのテイスティングコメント

熟した赤系果実が主体。カシス、スグリ、炒ったアーモンド、時にはキノコや下草の香りも感じられます。
口中はたっぷりとして丸く、ビロードの様なタンニンが感じられ余韻は長く凝縮しています。
非常に繊細でそのタンニンの滑らかさより若いうちからも楽しめますが、数十年の熟成を重ねることでよりテロワールの深さを感じることが出来るようになります(長期熟成が可能)。
ノン・フィルターでいただく、甘美かつデリケートなワインです。
 

 
 
 

聚楽コミュニティクラブ 西洋料理シェフ 瀬尾 功(せお いさお)

日本ソムリエ協会認定 ソムリエ
C.P.A.認定 コムラード・オブ・チーズ
国家技能検定資格 西洋料理専門調理師・調理技能士単1級
調理技術技能センター 専門調理食育推進員認定
日本鉄板焼協会認定 1級
日本メディカルハーブ協会認定 メディカルハーブコーディネーター
 
 

聚楽内科クリニック 院長 武本重毅(たけもと しげき)

熊本大学大学院医学研究科 医学博士
社団法人日本内科学会認定内科医
外国医師又は外国歯科医師が行う臨床修練に係る臨床修練指導医
社団法人日本血液学会認定血液専門医
社団法人日本血液学会認定血液指導医
国立大学法人熊本大学特別貢献会員
日本医師会認定産業医
一般社団法人日本健康生活推進協会健康マスターエキスパート
 
 

武本 重毅
武本 重毅
聚楽内科クリニックの院長、医学博士。