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院長日記

サテライト細胞とは(熊本大学発生医学研究所 器官構築部門 筋発生再生分野 ホームページより引用)

武本 重毅

骨格筋は、

筋力トレーニング等により負荷をかけると肥大し、

逆に、運動不足、長期入院、ギブス固定での生活によって不活動状態が続くと萎縮するといった

極めて可塑性に富む組織です。

一方、骨格筋は

激しい運動や打撲等によって損傷しても速やかに再生されます。

この再生には、骨格筋の組織幹細胞であるサテライト細胞の働きが欠かせません。

サテライト細胞は、

筋再生のみならず、

生後の筋肉の成長や筋力トレーニングによる筋肥大においても重要な役割を担います。

近年、サテライト細胞が保持する強力な筋再構築能が再認識され、

筋ジストロフィーなどの難治性筋疾患への再生治療応用が期待される一方で、

加齢や疾患においてサテライト細胞の数や機能自体が低下していることが指摘されています。

(熊本大学発生医学研究所 器官構築部門 筋発生再生分野 ホームページより引用)

 

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。