ミトコンドリア活性化で“脳”も若返る? ──記憶・集中・認知機能とミトコンドリアの深い関係
■ 最近「物忘れ」や「集中力の低下」が気になりませんか?
・「あれ、何を取りに来たんだっけ?」
・「名前がなかなか出てこない…」
・「仕事中に集中力が続かない」
・「判断力や反応が鈍くなった気がする」
こうした変化は、年齢のせい…と片づけていませんか?
実はそれ、脳の中の“エネルギー不足”=ミトコンドリア機能の低下が原因かもしれません。
■ 脳は「エネルギーを最も使う臓器」
脳は体重のたった2%ほどの臓器ですが、
全身のエネルギー(ATP)の20%以上を消費しています。
それを支えているのが、ニューロン(神経細胞)内に存在するミトコンドリアです。
つまり、ミトコンドリアが元気であれば、脳も冴える。
逆に、ミトコンドリアの働きが落ちると、記憶・思考・感情コントロールが一気に不安定になるのです。
■ 脳の老化は「ミトコンドリアの老化」から始まる?
加齢とともに、脳内のミトコンドリアには次のような変化が起こります:
• ATPの産生力が低下
• 活性酸素(ROS)の発生が増加し、神経細胞を傷つける
• ミトコンドリアの「掃除力(ミトファジー)」が弱くなり、老廃物がたまる
• 認知機能や記憶形成を支える回路の働きが弱まる
さらに、アルツハイマー型認知症やパーキンソン病などの神経変性疾患では、
ミトコンドリアの機能不全が早期から確認されているのです。
■ ミトコンドリア活性化は「脳の健康法」でもある!
聚楽内科クリニックでは、ミトコンドリア活性化によって脳の機能改善を目指す取り組みを行っています。
ミトコンドリア活性化で期待される“脳若返り”効果:
• NMN → NAD⁺を補い、神経細胞の修復や記憶回路の維持に
• 5-ALA → ミト内ATP産生を促進、脳の持久力向上
• 水素吸入療法 → 脳内の酸化ストレスを軽減、血流改善
• 抗炎症+抗酸化食(地中海式食事)で認知機能サポート
また、適度な運動・深い睡眠・瞑想・音楽療法なども、
「脳内ミトコンドリア」を活性化させる大切な習慣です。
■ こんな方に「ミトコンドリア活性化×脳活」はおすすめ
• 最近、物忘れや集中力の低下を感じる
• パソコンやスマホで“脳疲れ”が気になる
• 認知症予防に今からできることを始めたい
• うつっぽい・感情が不安定・朝からぼーっとする
これらはすべて、「脳内ミトコンドリア機能の低下」が隠れているサインかもしれません。
■ まとめ:ミトコンドリアを元気にすれば、脳も冴えわたる
“脳トレ”も大切ですが、それを支えるのはミトコンドリアというエネルギー工場です。
記憶力・集中力・判断力──それらの土台には、ATPという燃料が必要です。
だからこそ、脳の健康の鍵は「ミトコンドリア活性化」にある。
頭がすっきり冴える毎日のために、細胞レベルのケアを始めてみませんか?
次回予告:
「“ミトコンドリア活性化”は腎臓・肝臓にも効く?──沈黙の臓器とエネルギー再生」