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院長日記

第4の栄養カテゴリー:機能性長寿因子 をご提案します

武本 重毅

カテゴリー: 

背景

  • 世界的な経済危機・食料危機のリスクが高まり、安定した栄養摂取が困難になる可能性が指摘されている。
  • 加齢に伴い、NAD⁺不足、ミトコンドリア機能低下、酸化ストレス増加が進み、生活習慣病・免疫低下・老化加速の原因となる。
  • 日常の食生活だけでは十分に補えない「機能性長寿因子」を、安価かつ継続的に提供する仕組みが必要。

自己決定型医療 × 第4の栄養カテゴリー

  1. 自己決定型医療とは 医師任せにせず、患者自身が情報を得て納得し、治療や予防法を自ら選ぶスタイル。
  • 自分の体質・年齢に合わせた栄養療法を選択
  • NMNや5-ALAなどの先進的成分を医師と相談しながら活用
  • 病気になってからではなく、ならないように備える

 

  1. 保険診療の限界と自由診療の役割
  • 日本の保険診療は「病気を治すこと」に重点
  • 「もっと元気に歳をとりたい」「予防のために今できることを試したい」というニーズには不十分
  • この領域を補うのが自由診療・アンチエイジング医療

 

  1. 第4の栄養カテゴリー:機能性長寿因子

従来の栄養学

  1. 主要栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物)
  2. 微量栄養素(ビタミン・ミネラル)

  限界:生命維持はできても、加齢による機能低下は防げない

  新提案 第4の栄養カテゴリー:機能性長寿因子(Functional Longevity Factors)

  生命維持+加齢による機能低下を遅らせ、健康寿命を延ばすための成分群

3つの作用軸

  1. ミトコンドリア機能の維持・再生
  2. 細胞修復とDNA保護
  3. 酸化ストレス・慢性炎症の制御 ⸻

 

  1. 機能性長寿因子の例(アンチエイジング3本の矢®

機能性長寿因子の例(アンチエイジング3本の矢®) 因子

               主な作用                                                       健康効果

NMN   NAD⁺補充 → サーチュイン活性化 → 細胞修復   老化遅延、代謝改善

5-ALA   ヘム合成 → 電子伝達系強化 → ATP産生向上    代謝活性化、免疫調整

水素(H₂)  ヒドロキシラジカル選択的除去                          酸化ストレス防御、炎症抑制

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。