Director's blog
院長日記

WOTT × 分子状水素 × ミトコンドリア

武本 重毅

―いま、新しい“回復医療”が始まっています。

「なんとなく疲れが抜けない」「寝ても回復しない」「昔より集中力が続かない」。
こうした不調の背景にあるもの、それがミトコンドリアの働きの低下と考えられています。

ミトコンドリアは、私たちの体の中でエネルギー(ATP)を作る“発電所”です。
しかし、ストレス・加齢・睡眠不足・感染症・炎症・運動不足などが続くと、
この発電所の働きが低下し、疲労・慢性病・老化の進行につながります。

◆ WOTT(ウォット)――身体の「水」と「自律神経」を整える技術

私たちの体の60〜70%は水でできています。
その水がスムーズに巡るかどうかは、健康状態に直接影響します。

WOTTは、独自の振動技術で

  • 体内の水の流れ
  • 微小循環(細い血管やリンパ)
  • 自律神経のバランス

を同時に整える新しいウェルネス医療です。

施術後、以下の変化を感じる方が多くいます。

  • 手足が温かくなる
  • 深く眠れる
  • 脳がすっきりする
  • 身体が軽くなる

これは、自律神経が整い、ミトコンドリアへ酸素と栄養が届きやすくなるためと考えられています。

分子状水素(H₂)――ミトコンドリアの「安全装置」

ミトコンドリアが働くと、同時に活性酸素(ROS)も発生します。
そのうち特に危険なのが、

  • ヒドロキシルラジカル(•OH)
  • ペルオキシナイトライト(ONOO⁻)

という強力な酸化ストレス物質です。
これらは細胞やDNAを傷つけ、老化・炎症・疲労の原因になります。

分子状水素(H₂)は、研究により

この2つの“最悪クラス”の活性酸素だけを選んで消す

ことがわかっています。
つまり、

  • 体に必要な抗菌作用
  • 運動や代謝に必要な酸化反応

には干渉しません。

副作用がほとんどなく、世界中で医療応用が進んでいる理由です。

両者が重なるところ――「回復力の底上げ」

WOTTが整えるのは環境(血流・水・自律神経)
水素が守るのは内部(ミトコンドリア・細胞)

役割を並べるとこうなります。

役割

WOTT

分子状水素

血流・リンパのめぐり

自律神経バランス

○(研究あり)

ミトコンドリアの働き

○(間接)

◎(直接)

酸化ストレス対策

◎(選択的)

睡眠の質

つまり、

WOTTが“整える”。水素が“守る”。
その結果、ミトコンドリアが“働き出す”。

という関係です。

結論――治すのではなく、“回復できる状態を取り戻す”医療へ

疲れやすさ、慢性症状、老化は「壊れてしまったから治す」のではありません。
多くの場合、

体が本来持っている回復力(レジリエンス)が低下しているだけ

です。

WOTTと分子状水素療法は、その回復力をやさしく、しかし確実に底上げします。

「疲れが戻る身体へ。年齢に逆らうのではなく、調律する医療へ。」

ご興味のある方は、まずお気軽にご相談ください。

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。