Director's blog
院長日記

Q&A「なぜ年をとると病気が増えるの?」

武本 重毅

カテゴリー: 

  1. なぜ年をとると、病気が増えるのですか?

A.

年を重ねると病気が増えるのは、
体が「弱くなる」からではありません。

細胞どうしの連携や、体の中の“流れ”が
少しずつ乱れてくるから
です。

私たちの体は、
心臓、脳、筋肉、免疫など、
すべてが細胞のチームワークで動いています。

若い頃は、
多少のダメージがあっても
細胞同士がうまく連絡を取り合い、
自然に元に戻す力が働きます。

しかし年齢とともに、

  • エネルギーの供給が不安定になる
  • 情報の伝達が遅れる
  • 修復の指示が届きにくくなる

といった変化が起こります。

その結果、
本来は一時的に済むはずの不調が、
病気という形で表に出やすくなるのです。

重要なのは、
これは「突然壊れた」のではなく、
少しずつ流れが乱れてきた結果だという点です。

そしてこの流れを支えている中心が、
ミトコンドリアです。

ミトコンドリアが元気な細胞は、
年齢に関係なく、
回復力やバランスを保ちやすいことが分かっています。

だから私たちは、
「年齢」だけを見るのではなく、
細胞の状態やエネルギーの流れに注目する医療を大切にしています。

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。