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院長日記

アルコール使用障害(AUD)と肥満は「別の病気」ではなく、同じ神経・代謝回路の破綻の“表と裏”である

武本 重毅

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共通の中枢メカニズム

  • 報酬系(Reward):ドーパミン系の過剰/枯渇
  • ストレス系(Stress):HPA軸・コルチゾール
  • 神経炎症(Neuroinflammation)
  • 腸―脳―肝連関(Gut–brain–liver axis)

これはまさに
「脳 × 代謝 × 炎症 × 行動」=細胞stateの破綻 という構図。

臨床的ポイント

肥満治療がAUDリスクを変える

  • 代謝手術後にAUDが増えるという報告
    → 報酬回路の“置き換え”が起きる可能性

② GLP-1作動薬が両者に効く理由

  • 食欲だけでなく
    報酬・衝動性・炎症・ミトコンドリア代謝に作用

「依存と肥満は“意志の問題”ではなく、細胞エネルギーと炎症の問題」

肥満とアルコール依存は、
「食べ過ぎ」と「飲み過ぎ」ではなく、
同じ脳とミトコンドリアの病態だった。

GLP-1治療とアンチエイジング3本の矢®

肥満や飲酒の問題は、「意志が弱いから」起こるわけではありません。
実は、脳と体のエネルギー工場であるミトコンドリアが疲れてしまい、食欲や欲求をうまくコントロールできなくなっている状態です。

GLP-1治療は、食欲や衝動を一時的に抑えるブレーキの役割をします。
一方、アンチエイジング3本の矢®(NMN・5-ALA・水素)は、細胞のエネルギーを内側から立て直すエンジンです。

ブレーキとエンジンを一緒に使うことで、
「我慢する治療」ではなく、
自然と欲しなくなる体を目指します。

 

意志ではなく、体の状態を整える治療です。

治療は、意志ではなく“細胞state”から。

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。