1. 足し算の医療が、なぜ限界に来ているのか
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医療や栄養の世界では、長らく「不足しているものを補う」という考え方が中心にありました。
症状が出れば薬を足し、数値が下がれば成分を足す。
その発想自体が間違っているわけではありませんが、
臨床の現場では「足しているのに、全体は良くならない」という場面を何度も経験します。
生体は直線的な足し算ではなく、相互に影響し合うシステムです。
一部を強めても、別の部分が滞れば、全体は安定しません。
足し算の医療が限界を迎えている理由は、量の問題ではなく、設計という視点が欠けていたことにあると私は感じています。

