「がん」と「癌」
本日は保険会社から依頼されている新規保険加入者の健康診査をおこないました。そこでふと気づいたのが「がん」に含まれるものとして「癌、肉腫、リンパ腫、白血病、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群、真性赤血球増加症(多血症)、慢性骨髄増殖性疾患、本態性(出血性)血小板血症、カルチノイドなど」と記載されていることでした。
実は、先日の看護学校講義で、「白血病やリンパ腫は血液細胞の腫瘍であって、癌ではない。癌は上皮系細胞が腫瘍化したものだからです」と説明していたのでした。
今ではみなさんご存知のように、高齢者の多い日本において死亡原因の1位は「がん」です。国民の2人に1人は「がん」になるともいわれています。そして、このひらがなの「がん」は悪性腫瘍全体を示すときに用いられているのです。