MITO RISING Restaurant — Prototype Dinner No.1
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8月28日生まれと30日生まれ。
今年の合同誕生会は、ちょっと変わった夜になりました。
テーブルに着く前、厨房へ渡したものがあります。
NMN。5-ALA。水素水。そして玄米酵素。
いつもなら「健康」や「アンチエイジング」という言葉と一緒に語られるものです。
でも今夜は違う。
これを、おいしい料理にしてみよう。
そんな実験のような、遊びのような誕生会が始まりました。
最初のひと皿が運ばれてくる。
魚介のNMN菜園風。
白い皿の真ん中に、花と若葉。その下を、細かな泡がふわっと覆っている。
スプーンですくって口へ。
泡がシュワッとほどける。
まず酸味。そのあとを追うように魚介の旨みがやってくる。
NMNや5-ALAを「飲んだ」のではない。
料理を食べた。
この違いが、なんだか面白い。
続いて登場したのは、水素水を使ったゼリー。
無花果・生ハム・鶏ハムと水素水+ローズヒップのゼリー。
ローズヒップのほのかな酸味と香りに、ぷるんとしたゼリーの涼やかな口当たり。
口の中でつるんとほどけていく感じが心地よく、鉄板料理の合間にいただくと口の中がすっと軽くなる。
そして、フレッシュなとうもろこしを使った水素水の冷製スープ。
水素水のとうもろこし冷製スープ。
ひと口含む。
冷たい。
そのあとから、とうもろこしの自然な甘みがじわっと追いかけてくる。
噛んでいないのに、畑で採れたとうもろこしをそのまま頬張っているような香りと旨み。
冷たさが喉を通り、お腹へ落ちていく。
暑い夏の夜には、なんとも気持ちのいい一杯です。
鉄板から焼ける音がする。
ジュウッ。
鯛とイサキのソテー そして 黒毛和牛フィレの鉄板焼き。
それまで静かだったコースに、突然、力強い音が加わる。
黒毛和牛のフィレ。
表面にはこんがり焼き色がつき、切った断面にはほんのり赤みが残っている。
ひと切れを口へ。
焼けた表面を歯が押す。
その次の瞬間、肉がむっちりほどけて、脂と肉汁の旨みがじわっと広がる。
塩で食べる。
ソースで食べる。
ニンニクを添えてもうひと切れ。
とうもろこし、オクラ、ズッキーニ、にんじん。
夏野菜の色まで元気です。
最後はパン・ペルデュ。
焼けたパンの上に白い粉糖。横には丸いアイスクリーム。
温かなパンに冷たいアイスをちょこんとのせる。
とろり。
甘い。
お腹はもう十分いっぱいなのに、デザートの入る場所はちゃんと残っていました。
そしてコースの最後には、麹菌を含む玄米酵素を。
二人の誕生日を祝いながら、食べて、話して、笑う。
そこでふと思います。
健康のために、私たちは「何を摂るか」ばかり考えてきたのかもしれない。
でも食事には、もう一つ大切なものがある。
どう食べるか。
香りを楽しむ。
噛む。
温度を感じる。
誰かと話す。
笑う。
そして、満たされる。
それもまた、身体が明日へ戻っていくための時間なのかもしれません。
回復力を食べる。
そんな料理が本当にできるのか。
まだ答えはありません。
でも、その可能性を初めて「味わった」夜になりました。
MITO RISING RESTAURANT
食べることから、回復をデザインする。
栄養素だけではない。
味覚、香り、温度、食感、会話、喜び。
食事という体験全体から、身体の回復を考える。
Eat for Recovery.

