地域社会を活性化する持続可能な開発目標(SDGs)
未来を変える目標 SDGsアイデアブック (一般社団法人 Think the Earth 編著)
SDGsの実践 自治体・地域活性化編 (村上周三、遠藤健太郎、藤野純一、佐藤真久、馬奈木俊介 著)
2015年9月国連で「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択されました。SDGsとは、2030年の世界をあらわした目標の集まりです。これから10年後の世の中は今とは違ったものになり、電気自動車、自動運転、車に限らず様々な製品のシェア、パソコン経由の会議や仕事、人工知能、外国人との共同生活、などが当たり前になっていることでしょう。そんな世の中で、われわれが何をして、どんな社会を目指せばよいか、その「道しるべ」となるのが、このSDGsです。
目標1 貧困をなくそう
目標2 飢餓をゼロに
目標3 すべての人に健康と福祉を
目標4 質の高い教育をみんなに
目標5 ジェンダー平等を実現しよう
目標6 安全な水とトイレを世界中に
目標7 エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
目標8 働きがいも、経済成長も
目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう
目標10 人や国の不平等をなくそう
目標11 住み続けられるまちづくりを
目標12 つくる責任、つかう責任
目標13 気候変動に具体的な対策を
目標14 海の豊かさを守ろう
目標15 陸の豊かさも守ろう
目標16 平和と公正をすべての人に
目標17 パートナーシップで目標を達成しよう
これらは、最近の世界のニュースをみていると、国際会議や抗議デモなどでメインのテーマになっていることがわかります。つまり今の世界は、これらSDGsを実現するために動いているのです。そしてわれわれは「誰も置き去りにしない」世界をつくることを目指します。そのためには、未来の立場に立って今の世界をみるようにすることが必要です。世界レベルだとなかなか難しいことですが、これを日本、さらにもっと身近な自分が住んでいる地域に置き換えてみてみると、どうでしょう。
今、地方自治体は、人口減少、高齢化をはじめとして、多くの課題を抱えています。地域企業もこれらの課題を共有する立場にあります。これらを克服するための手段として、SDGsの利用が提案されているのです。