Director's blog
院長日記

新型コロナ第6波に備えて

武本 重毅

欧米から遅れて、ついに新型コロナウイルスのオミクロン株による第6波がやってきました。

感染者の多くが無症状から軽症なので、院内感染や介護施設クラスターを防ぐことが難しくなってきました。今まで以上に眼に見えぬ敵との闘いが必要です。

私たちのクリニックは高齢者が居住するマンションの閉鎖された建物の中にありますので、万が一にも感染者が建物内に入っては大変なことになります。

そのため寒い季節ではありますが、感染が疑われる方々は自家用車の中で待機していただき(そうでない方は建物の外で)診察と検査を行っています。本当に申し訳ありませんが、他のクリニック利用者への感染リスクをゼロに近づけるためには仕方がないことなのです。

そして第6波対策の3本の柱として、

まず第一にワクチンの3回目接種を開始します。2月1日接種分から順次予約を受け付けておりますので、私たちのクリニックで第2回目接種を受けた方は今回の接種券が到着次第ご連絡をください。ただ、これまでとは違い、ファイザー社製のワクチン不足により、モデルナ社製ワクチンを大半の方々に接種することになります。副反応対策には万全を期しますので、ご安心ください。

また第二に新しい内服治療薬であるラゲブリオの処方を開始します。現在登録を終了し、今週中に研修を受けるなど準備を進めています。

そして最後は、やはりイソジンガーグル(ポピドンヨード)によるうがいの促進です。手洗いと消毒、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保はもちろんですが、現時点でオミクロン株を含むあらゆるウイルスに対して殺ウイルス作用をもち口腔内や喉といった体内にも使用できるのはイソジンガーグル(ポピドンヨード)だけです。

私たちのクリニックでは、微力ではありますが、かかりつけ患者の方々が健康で毎日を安心して暮らしていただけるよう、更なるサービスを提供してまいります。

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。