Director's blog
院長日記

ポストコロナ禍の経済危機と社会不安:その状況下での医療

武本 重毅

新型コロナウイルスのパンデミックが始まってから2年以上経過しましたが

現在のオミクロン株の登場により、まだまだ先を見通せない状況が続いているようです。

 

これは数百年に一度われわれ人類を襲う危機と考えられます。

そして今回もまた、経済の危機と戦争をもたらそうとしています。

これまで

ペストによる宗教改革・産業革命

植民地拡大と天然痘

第一次世界大戦とスペイン風邪など

感染症がもたらす経済的不安定は必ずと言っていい程、社会的不安定と連鎖してきました。

 

グローバル化とテクノロジーの進化により、これまでにない発展を成し遂げた私たちの文明ですが

これから始まるインフレとその後の世界的な経済危機

そして多くの国々で国民の不満が爆発し、その矛先を他国に向ける戦争へと

拡大する危険性を孕んでいます。

 

このような状況下で

今の医療体制はどのような変化を余儀なくされるのでしょうか。

 

私たちのクリニックでは、私たちに出来ることを続けるしかありません。

それはワクチン接種など感染予防と

各自が自身の身体を自分で守るための生活習慣病予防・指導であると考えています。

 

国立病院機構熊本医療センター時代にわたしがリーダーを務めていたJICA研修の参加者です。

今どのような状況に置かれているのかわからないウクライナやミャンマーからの友人達がいました。

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。