室温で保存した小麦粉は要注意!
これまで熊本市医師会看護専門学校で教鞭をとり
先日は第50回 総合内科専門医 資格認定試験を受けてきました。
自分の知識が広がるにつれ
クリニックを受診する人びとの診療が
どんどん面白くなってきました。
本日は
2年前の院長日記の中に記載した
「パンケーキ症候群」
と思われる患者さんを診察しました。
「小麦粉製品の使用した残りを室温で保存していると、そこでダニ(コナヒョウダニ、ケナガコナダニ)繁殖し、お好み焼きやたこ焼きを食べて重篤なアナフィラキシーを発症する場合があります。そのダニ抗原のアレルゲン性は100℃で1時間以上加熱しても消失しません。開封後の小麦粉製品(ミックス粉の方がダニが繁殖しやすい)は、密封した容器で冷蔵保存しましょう。」
今回の患者さまは
ずいぶん前に購入した小麦粉を
缶に入れて
室温で保存していたそうです。
今年は暑く、湿度も高い夏でした。
朝からホットケーキを作って食べていたら嘔吐しました。
よく話を聞くと
1週~10日前にも嘔吐しており
その時にも同じようにホットケーキを食べていたのでしょう。