Director's blog
院長日記

近代医学の歴史

武本 重毅

私は現在62歳

人生の半分以上を医師として生きているわけです。

そこで今回は

医師」という英単語についてご紹介します。

 

日本にヨーロッパ医学が伝わったのは戦国時代の後期ですが

世界で医学部が設立されるようになったのは

中世末期のイタリア🇮🇹やフランス🇫🇷です。

 

「ドクター(doctor)」という学位は

ボローニャ大学が

「ドットーレ(dottore)」という称号を使い始めたからのようです。

 

doctor はラテン語で「教える人示す人」が語源です。

その後 doctor という英単語は

13世紀に「神父」の意味で英語に借入されますが

14世紀後半には「博士」の意味に

さらに16世紀後半になってから「医師」の意味を持つようになりました。

 

doctor の同系語の

dogma は「教義、独断的意見」

形容詞形 dogmatic は「教義上の、独断的な」

paradox は「教義に反すること」から「矛盾」や「逆説」

doctrine は「教義」

document は教え示すものから「文書」

docile は教えやすいから「素直な、おとなしい」

orthodox は「orth(まっすぐな、正しい)」教えから「正統的な、伝統的な」

docent は大学の「講師」や、美術館や博物館の「ガイド」

などの意味になります。

 

日本に西洋式病院が最初に設立されたのは

1557年豊後の府内(現在の大分県)のようです。

その後

1774年に杉田玄白と前野良沢が

『解体新書』を著し

西洋医学が本格的に日本に導入されることになりました。

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。