Director's blog
院長日記

まず脂肪幹細胞培養上清の方を選んだ理由その2

武本 重毅

今年から私たちのクリニックで始めた

ヒト由来間葉系幹細胞培養上清(エクソソーム)療法ですが

実は7年前から、わたしの頭の中には

そのアイディアがあったのです。

 

今のクリニックを始める前

その頃

沖縄に行き来しておりました。

そして

当時の友人から紹介されたのが

琉球大学内に設立された

ロート製薬会社の研究所でした。

施設内を見学し

教授から

脂肪組織を培養して

その上清を使う研究をしているという話でした。

 

わたしが

米国国立癌研究所(NCI/NIH)の客員研究員だった頃から

免疫細胞が分泌しているサイトカイン

そのレセプターの研究を続けていたので

一緒に仕事をしようと声をかけていただいたのでした。

医師免許のコピーまでお渡ししましたが

結局のところはご一緒できず

その後

培養上清を使ったフェイスパックで

皮膚の若返りに成功し商品化したということを

友人から聞きました。

その結果

わたしの方はといえば

今では

美容ではなく

身体の中、細胞レベルから若返る

老化治療のクリニックでの提供を始めています。

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。