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院長日記

春がきました2023

武本 重毅

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一昨日は立春でした。 

季節が春に変わり、一年が始まりました。

干支が切り替わるのも

実は立春からです。

そして今年は卯年60年ぶりの「癸卯(みずのとう)」年です。

 

「癸卯」

十干の10番目にあたる「癸」

十二支の4番目にあたる「卯」の組み合わせで

十干十二支では40番目にあたる組み合わせです。

陰陽五行説では

「癸」が水の陰のエネルギーを表し

「卯」が木の陰のエネルギーを表します。

 

癸(みずのと)」は

静かで温かく大地を潤す恵みの水を表しています。

そして「癸」は十干の最後にあたるので

生命の終わりを意味するとともに

次の新たな生命が成長し始めている状態を意味しています。

また「揆(はかる)」という文字の一部であることから

種子が計ることができるほどの大きさになり

春が間近となり、つぼみが花開く直前である」

という意味もあるようです。

 

」は

穏やかなうさぎの様子から安全、温和の意味があります。

また、うさぎのように跳ね上がるという意味があり

卯年は何かを開始するのに縁起がよく

希望があふれ、景気回復、好転するよい年になると言われています。

」は

もともと「春の訪れを感じる」という意味の「茂」という字が語源と言われています。

また「」という字の形が

「門が開いている様子」を連想させることから

「冬の門が開き、飛び出る」という意味があるとも言われています。

 

この2つの組み合わせである「癸卯」には

これまでの努力が花開き、実り始めること」

といった縁起のよさを表しているようです。

 

最近では2011年、1999年が卯年にあたりました。

2011年:

わたしは国立病院機構熊本医療センターで

血液内科専門医としてはたらきながら

熊本大学大学院医学教育部 臨床国際協力学分野 熊本大学客員准教授となり

研究に没頭する環境を得て、いくつもの論文を世に出す機会を得ました。

1999年:

わたしは3年半におよぶ米国国立癌研究所客員研究員の仕事を終えて帰国し

高知医科大学(現高知大学医学部)助手として新たなポジションを得て

日本🇯🇵で臨床医として復帰しました。

これを機会に学内講師となり

医学部生の講義や大学院生の研究指導を行うようにもなりました。

このように

わたし自身の身の上においても

終わりや始まりを告げる出来事が多く起こっています。

 

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。