Director's blog
院長日記

今日10月19日の看護学校講義

武本 重毅

本日は熊本市医師会看護専門学校 医療専門課程 第1看護学科の今年6回目の講義でした。

アレルギー疾患の機序・代表的な疾患について紹介しました。

今から10年あまり前、東京都調布市で学校給食のチヂミを食べた小学生の女児がアナフィラキシーショックで死亡するという痛ましい事例が発生しました。

献立表にアレルゲンが明示していなかったため、それを知っていた本人が、症状が出現しても我慢していたそうなのです。

彼女はアドレナリン自己注射(エピペン)をもって通学していたにもかかわらず、それを使うのを躊躇し、症状悪化してたまらず「トイレに連れて行って」と担任に懇願し、トイレの中で命を落としたのでした。

このようなことは二度とあってはならないのです。私たち全てのヒトが、アナフィラキシーアドレナリン自己注射(エピペン)の使い方について普通に知っておかなければならないのです。

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。