Director's blog
院長日記

酸化ストレスと抗酸化力の測定を昨日デモンストレーションしました

武本 重毅

病気でない、体が弱っているわけでないとしても、必ずしも健康とは言えない状態があります。

東洋医学の古典として、2000年以上も前に書かれた中国最古の医学書と言われる「黄帝内経」未病という言葉が出てきます。未病とは、一言で言えば「未だ病気にはなっていない段階で、健康と病気の間という意味です。このような「心や体が、病気ではないけれど、健康ではない」状態の時、多かれ少なれ、また本人の自覚症状がなくても、心や体には様々な問題が発生してきます。

未病は、健康と病気の間で、じっととどまっているわけではありません。未病の状態を放っておけば、いずれ病気になってもおかしくはありません。それどころか、時が立ち年齢を重ねるにつれて、遅かれ早かれ、正真正銘の病気を抱えることになる可能性が高いのです。

その未病」状態を発見する検査方法があります。そのひとつが酸化ストレスを評価する活性酸素により生じた生体内産物(酸化修飾物質)ならびに抗酸化物質を測定する検査です。酸化ストレス度老化危険因子としても利用されています。

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。