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院長日記

弱く、柔らかく、堅固で強く 老子【第八章】

武本 重毅

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上善は水の若し
最高に素晴らしい生き方は水のようなものだ
The highest excellent is like (that of) water.

「最高に素晴らしい生き方は水のようなものだ。水は万物を助けて、他と争わず、誰しもが嫌うような所でも行く。それ故、“道”に近い。

水は地面と同じように低い所にあって、心は淵のように静かである。相手に分けへだてなく与え、言動に嘘はない。治まるべき時にうまく治まり、働くべき時によく働き、時の流れに従って、流動する。他と争わないから、自在に動けるのである。」

老子は、水について第七十八章でさらに言う。

「水ほど柔らかく弱いものはなく、また堅くて強いものはない。」

(竹内良雄、中国古典の名言至言ベスト100)

一昨日からのメールのやり取りで少なくとも3つの流れが生まれた。それぞれ全く異なる分野の、それぞれ全く関係のない仕事であるが、私という1人の人間に流れ込み、また流れ出す。他には流れていかない、道のようなものができている。

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。