老化は「治る」出版から1週間を経てスーパームーン
おかげ様で売り上げは順調のようです。
楽天ブックスの「美容・暮らし・健康・料理」部門のランキングで
10月16日(水)は10位でした(今日は12位に落ちておりましたが...)。
そこで
私の本を書くきっかけについて、少しご紹介したいと思います。
私は医師の家庭に生まれた一人息子として、何不自由なく育っていました。
小学校(中学校)までは何しろ一人で遊んだり、勉強するのが好きな子供でした。
しかし(話は飛びますが)医学部生となり
(当時はまだ知らなかったのですが)ウイルス感染症と向き合うような生活に入っていきました。
そして医師として働くようになり、ますますウイルス感染者(白血病・リンパ腫)を診療することが多くなり、
いつのまにか研究だけでなく、ライフワークになっていました。
当時はお金も持っていましたので、国内外を飛び回って仕事をしていました。
しかしまさにジェットコースターに乗っているかのように色々なたくさんのことを経験した挙句、
今度は借金が膨らみ、どこにも行けない、何も出来ないようになりました。
そこにやってきたのが、新型コロナウイルス感染のパンデミックでした。
私は大学や国立病院を離れ小さなクリニックにいましたが、再びウイルス感染症に向き合い、
多くの人々にワクチンを接種し、感染者を治療しながら、これを何とかできないかと考え、
人間の老化と生活習慣病には関連があり、これがCOVID-19感染の重症化リスクとなっているのではないかという仮説を立て、自分で黙々と勉強を始めました。
思えば、20年前イタリアのトスカーナで開催された雑誌CELLが主催したワークショップにふとしたきっかけで参加し、この会に参加していた人々が世界で老化研究を大きく推し進めることになっていました。
私自身も最先端の研究者の皆さんと同じ場所にいたのだということを思い出し、考えをまとめ、
さらには今年地元で開催された第24回日本抗加齢医学会での情報収集と専門医試験勉強、さらには
自身で発信している YouTube 「アンチエイジング3本の矢」の制作に関わる資料集めで、
私の知識は爆発的に増えたのでした(借金はまだなかなか減りませんけど)。