不易流行(ふえきりゅうこう) 松尾芭蕉
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芭蕉が「おくのほそ道」の旅の終わり頃、出羽三山にさしかかったとき弟子たちに語った言葉で、永遠にして変わらない原理が不易、刻々と変化していくのが流行というが、どちらも根本は一つであると説く(嵐山光三郎『悪党芭蕉』新潮社より)。
江戸の時代に生きた俳聖とは立場がまったく異なるものの、ジャニー喜多川氏の一貫した信念に、「不易流行」の精神が流れているように思える。異性を意識する少女たちの心理は永遠だが、憧れの対象となる条件は時代の変化にともない変わっていくもの、という信念と重なって見える。
(小菅宏「ジャニー喜多川」の戦略と戦術)
今年に入り、ふとビジネスを成功させた偉人としてジャニー喜多川氏のことを知りたいと思うようになり、2月に4冊の本を購入した。その希な人生について学び始めたところであった。
ご冥福をお祈り申し上げます。