考えすぎる人に「棚ぼた」はない 論語【公冶長篇】
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季文子(きぶんし)三たび思い而(しか)る後に行う。子これを聞きて曰く、再びすればこれ可(か)なり。
「物を思慮せずに行うことはもとよりいけないことだが、季文子のようにとつおいつ考えすぎるのもいけない。過ぎたるは及ばざるがごとし。果断にとぼしければ、時機を逸することが多い。再考ぐらいでちょうどよい」
(渋沢栄一「論語」の読み方、竹内均編・解説)
日々の暮らしの中で多くのことが停滞しているように思える。高齢化社会の中で少子化が進み、働き方改革で労働時間と収入が減り、史上最低の金利で借金は増えるが貯金は増えない。このような世の中だからこそ、守りに入ってしまうのではなく、大きく振舞いたい。