子曰く、人の己(おのれ)を知らざるを患(うれ)えず、人を知らざるを患(うれ)う。 論語【学而篇】
学問をするのは、自分の修業のためであって、人に知られるための虚栄心からやっているのではない。自分が他人から認められないといってクヨクヨ思いわずらうより、他人の真価を見抜けない自分の低い能力を思いわずらう人になりたいものだ。
金は地中にあっても金であり、錦の袋に包んでも鉛は鉛である。
(渋沢栄一「論語」の読み方、竹内均編・解説)
昨日は、これから30年も働き続けなければならない自分の人生を悲観的に考えていたが、夜雨の中を熊本市医師会看護専門学校の講義に行くと、昼間は色々な病院で働いている学生たちと初めて出会った。講義の中で質疑応答や会話をしているうちに、まだ楽しくやれる仕事があったと自分の今後を思いなおした。武本重毅は武本重毅である。