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院長日記

子曰く、異端(いたん)を攻(せ)むるは、これ害(がい)のみ。 論語【為政篇】

武本 重毅

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つまらぬ”泥仕合”で精神を消耗してはならない

 世の中すべて陽あれば陰あり、大あれば小あり、高きあれば低きあり、何から何まで同じものではないことは誰もが知っている。人の思想もまた十人十色。人の顔も百人が百人みな違っている。したがって種々の学説が競い合うのは当然である。自分とその思想を異にする者があれば、自分の学問をますます磨き、徳をいよいよ修めてこれを説伏しなければならない。しかし正面から攻撃をしかけ論争するときは、相手もまた怒りを発して抵抗し、泥仕合となってお互いに何の利益も生まない。
(渋沢栄一「論語」の読み方、竹内均編・解説)

 色々な人と出会うのは、今の楽しみのひとつです。これまでの59年間で経験できなかったこと、知らなかったことを、目の前にし肌で感じることができる。しかしながら波長というか、何かが違うと感じる人がいるのも事実。

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。