Information from clinic
クリニックからのお知らせ
国民皆保険制度が抱える課題とそれを解決するアンチエイジング医療
本日より「院長日記」にて連日
なぜ私がアンチエイジング医療に傾いていったのか
なぜ「アンチエイジング3本の矢®︎」を提唱しているのか
ということを理解していただける様に説明します。
国民皆保険制度(1961年実現)とはすべての国民が公的医療保険に加入することを義務づける日本の基盤制度。
現代の課題
1. 高齢化による医療費増大
• 医療費は年間約45兆円(2023年)
• 75歳以上が全体の約36%を占め、今後も増加傾向
2. 少子化と保険財政のバランス崩壊
• 働き手(生産年齢人口)の減少 → 保険料収入の減少
• 高齢者の医療費は増え、現役世代の負担が拡大中
3. フリーアクセスの見直し議論
• 誰でも自由に医療機関を受診可能だが…
• 軽症外来・重複受診・医療リソースの無駄使いが問題化
4. 医師偏在と地域医療の崩壊リスク
• 都市部への医師集中 → 地方の医療空白、特に産科・小児科で顕著
生産年齢人口の減少による影響
1. 保険料収入の減少
• 負担する人が減り、支える構造が崩れる
• 若年層に負担集中のリスク
2. 医療費増加と財源難
• 医療費は過去最高水準、今後も増加見込み
3. フリーアクセス制の見直し
• 医療機関の「コンビニ受診」抑制へ
• かかりつけ医制度・初診料調整など検討中
4. 地域格差の拡大
• 医師偏在 → 医療提供体制が地域で崩壊しつつある
• 解決へ:地域包括ケア・遠隔医療・AIの力を活用
今後の方向性
かかりつけ医制度の強化
初診時のゲートキーパー機能の導入
オンライン診療の推進
地域格差の是正・利便性の向上を目指す
予防医療の重視
健康寿命を延ばし、医療費の削減へ
デジタル・AIの活用
マイナ保険証・遠隔医療・AI問診の導入・拡充