Director's blog
院長日記

老いは止められません。でも、「どう老いるか」は選べます

武本 重毅

年を重ねることは、誰にでも訪れます。

美しい人も、強い人も、成功している人も例外ではありません。

若さを引き止めようとして、

  • 化粧品

  • 食事法

  • 特別な運動

  • 「アンチエイジング」をうたう商品

に期待したくなる気持ちは、自然なものです。

けれど、はっきりお伝えしなければならない事実があります。

老化そのものを止める方法は、存在しません

これまでの科学研究から、

老化を止めたり、巻き戻したりできる確実な方法は存在しない

ことが分かっています。

実際、2002年には世界の著名な科学者たちが

「科学的に正当な“アンチエイジング商品”は存在しない」

と明言しています。

残念な現実ですが、

  • どんなクリームも

  • どんな食事法も

  • どんな運動も

時間そのものを止めることはできません。

でも、ここからが本当に大切な話です

老いることは避けられません。

しかし、「どう老いるか」は、今から準備できます。

多くの人は、

人生の約30年を「高齢期」として生きることになります。

それを

  • ただ耐える時間にするのか

  • 自分らしく、充実した時間にするのか

その分かれ道は、

現実を受け入れ、きちんと向き合えるかどうかです。

「どんな年の重ね方をしたいですか?」

想像してみてください。

  • 穏やかで、周囲を和ませる人

  • 経験を若い世代に伝える人

  • 地域や環境を守る役割を担う人

  • 70代・80代で新しい挑戦をする人

  • 孫にとって、かけがえのない存在

老後の姿は、一つではありません。

「若さを取り戻す」ことよりも、

「年齢を重ねた自分をどう生きるか」

を考えることの方が、ずっと建設的です。

私たちは、一人で老いるわけではありません

老いは個人の問題ではなく、

社会全体で向き合うテーマです。

これからの時代、

残念ながら「2つの老後」が生まれつつあります。

  • 健康で、教育や経済的余裕がある人の老後

  • 病気や障害を抱え、支援が必要な人の老後

この差は、

年々大きくなっています。

実際、

社会的に恵まれた人とそうでない人では、

寿命そのものに大きな差が生じています。

本当に豊かな社会とは

真に成熟した社会とは、

一部の人だけが長く健康に生きる社会ではありません。

  • 誰もが

  • できるだけ公平に

  • 長く、健やかに生きられる

そんな社会こそが、

活力を持ち、未来へ進んでいける社会です。

Dr. Shiggekky からのメッセージ

老化は、敵ではありません。

そして、若さを失うことが人生の敗北でもありません。

大切なのは、

  • 現実から目を背けず

  • 正しい知識を持ち

  • できることを積み重ねること

Dr. Shiggekky は、

「老いを恐れる医療」ではなく、

「老いを設計する医療」を大切にしています。

あなた自身のために。

そして、次の世代のために。

よりよく年を重ねる準備を、今日から一緒に始めましょう。

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。