MITO RISING Perspective
私が考えているのは、
感染をゼロにする医学
ではありません。
どれほど医学が進歩しても、
感染症を完全になくすことはできないでしょう。
大切なのは、
感染した後に、
どれだけ早く、どれだけ深く回復できるか
です。
回復とは、
単に熱が下がることではありません。
炎症が終息すること。
ミトコンドリアが再び十分なエネルギーを生み出すこと。
免疫が過剰反応から恒常性(ホメオスタシス)へ戻ること。
傷ついた組織が修復され、
身体全体のネットワークが再同期すること。
つまり、
生命システムが本来の秩序を取り戻すこと
です。
私は、
新型コロナウイルス感染症が医学に残した最大の教訓は、
「治療医学だけでは十分ではない。Recovery Medicine(回復医学)が必要である」
ということだったと考えています。
感染症は、
病原体との戦いで終わるものではありません。
その後に始まる
「回復の質」
こそが、
患者さんの未来を決めます。
だからこそ、
これからの医療は、
感染を防ぐ医学に加えて、
感染後の回復力(Recovery Capacity)を守り、育て、取り戻す医学
へ進化していく必要があります。
そして私は、
この考え方は感染症だけにとどまらないと考えています。
老化も、
慢性疾患も、
手術後も、
がん治療後も、
本質的に問われているのは、
「どれだけ回復できるか」
という一点です。
だから私は、
老化とは時間ではありません。
老化とは、回復できなくなった状態です。
そして、
Recovery is the future of medicine.
これが、私たち MITO RISING が目指す医療です。