Hidden Hunger(隠れた飢餓)とは?
お腹は満たされていても、細胞は栄養不足かもしれません
私たちは「栄養不足」と聞くと、
「食べる量が少ない」
「やせている」
という状態を思い浮かべるかもしれません。
しかし近年、世界中で注目されているのが
Hidden Hunger(隠れた飢餓)
という考え方です。
これは、
十分なカロリーを摂っていても、体に必要なビタミンやミネラルなどの微量栄養素が不足している状態
を意味します。世界では20億人以上が影響を受けていると推定され、公衆衛生上の大きな課題とされています。
「たくさん食べている」のに栄養不足?
現代では、
- お腹はいっぱいになる
- カロリーは十分
- 体重も増える
それでも
鉄、亜鉛、マグネシウム、ビタミンD、ビタミンAなどが不足している
ことがあります。
つまり、
カロリーと栄養は同じではありません。
近年では、肥満であってもビタミンやミネラル不足を伴う「Hidden Hunger」が注目されています。
なぜ起こるのでしょうか?
Hidden Hungerの原因は一つではありません。
例えば、
- 加工食品や超加工食品に偏った食生活
- 野菜・果物・豆類・魚の摂取不足
- 極端なダイエット
- 消化・吸収機能の低下
- 高齢化
- 慢性疾患
- 一部の薬剤の影響
などがあります。
近年では、
「食料の量」ではなく「食事の質」
が重要であることが繰り返し報告されています。
食品の栄養価も変わっています
興味深いことに、
現代農業では収穫量の増加に成功した一方で、
一部の作物では
- 鉄
- 亜鉛
- マグネシウム
などの栄養密度が低下している可能性も指摘されています。
そのため現在では、
「どれだけ収穫できるか」
だけではなく、
「どれだけ栄養価の高い作物を育てられるか」
という視点が重視されるようになっています。
Hidden Hungerは生活習慣病とも関係します
最近では、
Hidden Hungerは
- 糖尿病
- 肥満
- 骨粗しょう症
- 心血管疾患
などとの関連も研究されています。
例えば、2型糖尿病患者を対象とした大規模な解析では、ビタミンDやマグネシウムなどの微量栄養素不足が血糖コントロールと関連することが報告されています。ただし、その影響は一因であり、血糖管理は食事、運動、体重、薬物療法など複数の要因によって決まります。
MITO RISINGが考えるHidden Hunger
私たちは、
Hidden Hungerを
単なる
「栄養不足」
とは考えていません。
細胞は、
- DNAを修復し
- ミトコンドリアでエネルギーをつくり
- 免疫を働かせ
- 傷ついた組織を修復する
ために、多くの微量栄養素を必要としています。
つまり、
Hidden Hungerとは、細胞が本来持つ「回復する力」を十分に発揮できない状態とも考えられます。
だからこそ、
私たちMITO RISINGでは、
「何カロリー食べたか」よりも、
「細胞が回復するために必要な栄養を届けられているか」
という視点を大切にしています。
今日からできること
Hidden Hungerを防ぐために大切なのは、特別な食品ではありません。
- 野菜や果物を毎日取り入れる
- 魚や大豆製品を食べる
- 肉・卵・乳製品を適度に組み合わせる
- 精製された食品だけに偏らない
- 極端な食事制限を避ける
こうした日々の積み重ねが、
細胞の回復力を支える土台になります。

