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クリニックからのお知らせ
10月8日|発売日:THE AGE OF RECOVERY BEGINS.
今日、10月8日。
新しい5巻シリーズ、「ミトコンドリア回復医療」という新しい健康学が始まります。
その第1巻、『回復力を取り戻す!』が、本日発売となりました。
私は、ずっと「老化」を考えてきました
医師として患者さんを診ながら、長い間考えてきたことがあります。
なぜ、同じ年齢でも、病気のあと、すぐ元の生活へ戻れる人がいるのか。
一方で、治療は終わった。
検査値も改善した。
それでも、「以前の自分に戻れない」と感じる人がいるのか。
年齢だけでは説明できない。
病名だけでも説明できない。
その違いは、いったい何なのか。
そこから私の問いは始まりました。
2024|AGING
『老化は「治る」』では、老化とは何なのかを考えました。
当時、私の問いは、How can we slow aging?
どうすれば老化を遅らせられるのかでした。
しかし、患者さんを診ているうちに、次第に別の問いが大きくなっていきました。
老化とは、単に時間が過ぎることなのだろうか。
それよりも、何かが起きたあとに「戻る力」が少しずつ失われていくことなのではないかと。
2025|MITOCHONDRIA & REGENERATION
その問いを生命の内側から考えていくと、私はミトコンドリアへたどり着きました。
『ミトコンドリアから読み解く老化と再生』では、ミトコンドリアを単なる「細胞の発電所」としてではなく、エネルギー産生、代謝、ストレス応答、免疫・炎症、mitophagy、biogenesis、fusion / fission、そして細胞の適応や再編成に関わる存在として考えました。
すると問いは、「ミトコンドリアをどう増やすか」から、
「生命は、傷ついたあと、どうやってもう一度働ける状態へ戻るのか。」へ変わっていきました。
しかし、ミトコンドリアだけではなかった
さらに考えると、Mitochondria alone is not enough.
ということが見えてきました。
感染から回復するには免疫が必要です。
炎症を起こすだけでなく、終わらせる仕組みも必要です。
血流・リンパ・筋肉・睡眠・代謝・脳・自律神経それぞれが必要です。
そして重要なのは、それぞれが強いことだけではありません。
必要なときに働き、互いにつながり、役割を終え、全体として再び秩序を取り戻すこと。
そこから私は、Recovery Networkという考え方へ進みました。
そして、このネットワーク全体から生まれる「戻る力」を、Recovery Capacity回復力と呼んで考えるようになりました。
2026|RECOVERY CAPACITY
回復力とは、単なる「元気」でも、単なる「体力」でもありません。
ストレスやダメージを受けたあとに、反応し、修復し、再編成し、適応し、そしてもう一度機能できる状態へ向かう力。
私は、そう考えています。
だから健康とは、何も起こらないことではなく、何かが起きても、戻れることなのではないでしょうか。
そして老化とは、単に年齢を重ねることではなく、この「戻る力」が少しずつ失われていくことではないか。
そこから私の問いは、How can we slow aging?から、
How can we preserve the capacity to recover?へ変わりました。
そして、医学への問いも変わりました
医学はこれまで、What disease does this person have?「この人は何の病気なのか」を問い続けてきました。
それは、これからも医学の中心です。
病気を診断する。
必要な治療をする。
命を救う。
その重要性は変わりません。
しかし私は、その次にもう一つの問いを置きたいと思っています。
How well can this person recover?
この人は、どれくらい回復できるのか。
病気を診る。
治療する。
そして、その先に、回復できる状態まで支える。
私は、この方向をRecovery Capacity Medicineとして育てていきたいと思っています。
『回復力を取り戻す!』は、その第1歩です
今日発売されるこの本は、これまでの本の単なる続編ではありません。
私にとっては、
「老化を見る医学」から、
「回復する能力も診る医学」へ進むための出発点
です。
そして同時に、5巻シリーズ「ミトコンドリア回復医療」という新しい健康学の第1巻でもあります。
これからの巻では、回復力は測れるのか。
回復力を支えるネットワークとは何か。
炎症はどう終わるのか。
ミトコンドリアは回復の中でどんな役割を担うのか。
そして、「戻れなくなる前」に、医学は何ができるのかをさらに考えていきます。
THE AGE OF RECOVERY BEGINS.
今日から始めたいのは、「老化と闘う」という物語だけではありません。
何歳になっても、もう一度戻れる身体をどう支えるかという、新しい問いです。
2024|AGING
『老化は「治る」』
↓
2025|MITOCHONDRIA & REGENERATION
『ミトコンドリアから読み解く老化と再生』
↓
2026|RECOVERY CAPACITY
『回復力を取り戻す!』
私自身も、66歳からこの問いを生きていきます。
Aging is not time.
It is the loss of recovery capacity.
そして、
Hope is Recovery.
Recovery is Life.
本日、10月8日。
THE AGE OF RECOVERY BEGINS.
Dr. Shigeki Takemoto
MitoQure|MITO RISING
THE AGE OF RECOVERY

