AGE 66|THE AGE OF RECOVERY DAY 41 / 365 : Gratitude Becomes Energy. ―「ありがとう」が、明日へ進む力になる ―
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66歳になって41日目。
最近、診療の現場で、少し不思議な変化を感じています。
患者さんから言われる、「ありがとう」という言葉を、以前よりも特別な気持ちで受け取るようになりました。
きっかけは、中秋の名月の食事会でした。
医療とは異なる仕事をしている人生の先輩が、こんな話をしてくれました。「私はお客さんから『ありがとう』と言われることで、今の仕事が一生の仕事になると確信した」
その言葉が、なぜか心に残りました。
考えてみれば、私も毎日のように「ありがとう」と言われています。
診察が終わったとき。
治療を終えたとき。
予防接種が終わったとき。
「痛くなかった」と採血後に笑顔を見せてくださったとき。
水素吸入を受けた方が、翌日「疲れがなくなった」と話してくださったとき。
もちろん、一人ひとりの実感と、医学的な治療効果の証明は別のものです。それでも、その方が感じた安心や喜びを「ありがとう」という言葉で伝えてくださる。
私は、その言葉を何十年も受け取ってきたのです。
そして66歳になった今、改めて思います。医師という仕事を、私は本当に幸せな仕事として続けてこられたのだな、と。
10月2日には、ご縁があって、ボクシングの元世界2階級チャンピオン、畑山隆則さんとオンラインでお話しする機会をいただきました。次は、ぜひ実際にお会いしたいと思っています。
そして10月8日。
私が長年考え続けてきたテーマが、一冊の本になりました。
「ミトコンドリア回復医療」が始まる 第1巻
『回復力を取り戻す!』
老化とは、単に時間が経つことなのだろうか。それとも、身体が本来持っている「戻る力」が少しずつ失われていくことなのだろうか。
臨床と研究の中で考え続けてきた問いを、ようやく一冊にまとめることができました。
発売3日目の今日、新刊を購入してくださる方がいることにも、感謝しています。
そして最近、もう一つ始めたことがあります。66歳の肉体改造です。
といっても、ジムに通う時間もお金もありません(笑)。
そこで、朝食後、仕事へ向かうまでの短い時間を使って、身体を動かすことにしました。
- 腕立て伏せ20回以上
- スクワット20回以上
- 腹筋30回以上
- ジャンプ50回以上
まずは、ここから。
大きな目標よりも、毎日続けられることを大切にしたいと思っています。66歳の身体が、この小さな習慣によってどのように変わっていくのか。
疲労はどう変わるのか。筋力はどう変わるのか。そして、翌朝の回復はどう変わるのか。自分自身でも観察していきたいと思います。
もちろん、運動は負荷を増やせばよいわけではありません。身体の反応を見ながら、無理なく続けるつもりです。
今朝、目が覚めたとき、ふと感じたことがあります。
私は毎日、診療をしながら最新の医学情報を集め、論文を読み、考え、文章を書いています。夜にはクタクタになることもあります。
それでも、食事をとり、眠り、翌朝にはまた仕事に向かうことができる。
ああ、自分の身体も毎日回復しているのだ。
そんな当たり前のことを、今朝は特別に感じました。
私が本で書いたRecovery Capacityは、遠い研究室の中だけにある概念ではありません。
毎日の食事。
毎日の睡眠。
短時間の運動。
患者さんとの会話。
人との出会い。
そして、誰かからいただく「ありがとう」。
これらが同じ生物学的機構で回復力を高めると証明されたわけではありません。
しかし、身体の回復を支える生活習慣と、明日も生き生きと活動したいと思える人とのつながり。その両方が、私の人生を支えている。今は、そう感じています。
66歳になったとき、私は365日をかけて、一つの問いを追究すると決めました。
How much can we recover?
41日目の今日、その問いに新しい意味が加わりました。
回復とは、疲れた身体が元に戻ることだけではない。
明日も患者さんを診たいと思うこと。
新しい医学を学びたいと思うこと。
自分の身体をもっとよくしたいと思うこと。
そして、誰かに「ありがとう」と言っていただける仕事を、これからも続けたいと思うこと。
そうした気持ちが、私を毎朝動かしているのかもしれません。
Gratitude Becomes Energy.
「ありがとう」が、明日へ進む力になる。
そして今日、もう一つの変化を感じています。
10月8日に発売された新刊が、少しずつ読者の皆さんの手に届き始めていることです。
これまでは、私自身がRecovery Capacityを語ってきました。
これからは、本を読んだ誰かが、自分自身の「回復する力」について考えてくれるかもしれません。
それがまた、別の誰かへ伝わっていくかもしれません。
回復力という言葉が、私の手を離れて、社会の中で生き始める。
それが、これからの楽しみです。
AGE 66|THE AGE OF RECOVERY
DAY 41 / 365
発売3日目。ついに新刊が主役になった。
THE AGE OF RECOVERY IS BEGINNING TO MOVE.
そして最後に、今日一番伝えたい言葉を。
毎日、患者さんから「ありがとう」と言っていただけること。
そして、私自身も毎日「ありがとう」と思えること。
66歳になって、そのありがたさを以前より深く感じています。
これからも、回復する力を探究しながら、診療を続けていきたいと思います。
MITO RISING — THE AGE OF RECOVERY.

