Director's blog
院長日記

6年ほど前に考えていた世界情勢

武本 重毅

2014年2月24日

 

ここ数年、発展途上国では大規模な抗議デモが頻発しています。

アラブの春という政権打倒の連鎖が起こり、しかしエジプトでは観光客の減少から経済的困窮が進み軍部による治安に頼らざるを得ない状況です。

ウクライナでも現政権が退陣を余儀なくされたようです。

タイではまだ政府が機能していない状態が続いているのではないでしょうか。

 グローバル化が進み、外国へも自由に行き来できる時代となり、特に発表途上国におけるソーシャルネットワークの広がりは、これまで一部の人間だけ、少数の国だけ、あるいは先進諸国の地域だけが保持していたシステム、テクノロジー、文化を共有する機会をもたらしました。そして現実と理想のギャップを埋めようと、皆がもがき始めました。

 しかし均一な社会など存在することはできません。それぞれの特徴を生かし、差別化を図って、全ての国が共存しながら、グローバル経済を立て直していく必要があります。世界各国、それぞれの立場を利用して、どの分野の何ができて何ができないのか、誰がリーダーシップをとるのか、どの地域が何を担当するのかということを明確にしなければなりません。

 難しいことのようですが、今やるしかありません。

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。