グレープフルーツの話題その1:グレープフルーツの効能
グレープフルーツダイエット
古くは1930年代から流行し、近年ではデンマークの国立大学が主体となった国立大学ダイエット、デンマークダイエットなどと呼ばれる方法もあるようです。
グレープフルーツ丸ごと1個を食べてもカロリーは約100kcal前後と低カロリーです。
グレープフルーツの主成分は水分、その他たんぱく質、脂質、ビタミン・ミネラル類など含有
ナリンギン
は苦み成分であるフラボノイド(ポリフェノール)の一種です。
食欲を抑えて少量の食事でも満腹感が得られる効果があるため、ダイエット中にありがちな空腹によるストレスの緩和に役立ちます。さらには抗酸化力を持っていますので、老化やシミ、しわ、動脈硬化などの生活習慣病を引き起こす活性酸素の除去に働きます。
クエン酸
は新陳代謝を促進し、これによって代謝向上による脂肪燃焼効果を期待できます。
カリウム
には利尿作用があり、体内の余計な水分を排出することによるむくみ解消にもつながります。
食物繊維
も豊富に含まれており、食物繊維の整腸効果によって便秘が改善され、このように老廃物が排出されデトックス効果が期待できます
ビタミンB1
は疲れやすい人にお勧めの栄養素の1つで、細胞が活動するための必須栄養素なので積極的に摂取したい栄養素と言えます。
ビタミンC
も豊富に含まれ、シミの原因であるメラニン色素の生成を抑える働きと抗酸化効果があります。
果実そのものが大きいこともあり、グレープフルーツを1個食べると一日に必要なビタミンCの約8割が摂取できるともいわれています。
ビタミンCは色素沈着したメラニン色素を元の色素に戻す還元作用の効果がある為、シミ・ソバカスを予防し、美肌・美白へと導きます。
その他にも体の免疫力が上がることで風邪や病気の予防効果が期待出来ます。
イノシトール
は抗脂肪肝ビタミンとも呼ばれており、脂肪肝を予防し肝臓の機能を正常に保つ働きがあります。脂肪の流れをスムーズにして肝臓に脂肪がたまらないようにします。肝機能の強化という面でも期待されています。
グレープフルーツの主な香り成分はヌートカトンとリモネンという2つの成分
ヌートカトン
には交感神経を活性化することで脂肪燃焼を促進させる効果があります。
交感神経が活発に働くと体内では、ノルアドレナリンというホルモンの分泌が促されます。ノルアドレナリンの働きによってUCPという物質が作られ、このUCPが脂肪の燃焼を活発にさせる為、ダイエット効果が期待出来るのです。なかなか痩せにくい体内脂肪の減少も期待出来ます。
また、ヌートカトンには食欲を抑制する働きがある為、食事の前にグレープフルーツの香りを嗅ぐことで暴飲暴食を防ぐことが出来るとも考えられています。
リモネン
は柑橘系果物の皮に含まれる成分です。精神をリラックスさせて血行を促進させる効果があるため、ヌートカトンで交感神経が活発になることにより起こりがちな末梢の血行不良を解消してくれます。