Director's blog
院長日記

昨年から始まった医薬品の出荷制限

武本 重毅

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いよいよ今後の世界をうらなう重要な一年がはじまります。
 
 
医療業界では
昨年始めから
 
新型コロナワクチン接種の副反応に対して効果のある
アセトアミノフェン(カロナール)が品不足となり
 
さらに
パンデミックによる輸送停滞により
ジェネリック薬品の原材料が手に入りにくくなって
 
その影響により
需要が大きい医薬品から
出荷制限がかかるようになりました。
 
昨年末から
消炎鎮痛薬
抗アレルギー薬
漢方薬などが
手に入りにくくなっています。
 
最近は院外処方で薬の変更を余儀なくされることはもちろん
医薬品問屋から直接仕入れる院内処方薬も
在庫が尽きてきました
 
 
そして
これから私たちの国自体はもっと
長引くコロナ禍・物価高・戦争の影響を受けるでしょう。
 
そうなると
この物資不足の中で
いかにしてかかりつけ患者様の生命を守っていくか
重要な問題となります。
 
2020-2021年はウィルス感染禍の中
私たちは医薬品や医療器具の高騰と品不足とを予測して
2021年度中に
充分な数の必要物品を
早め早めに購入確保することで
私たちクリニックを利用する皆さまの
診療を滞りなく行うことができました。
 
今年はどうでしょうか。
 
もし仮に戦争拡大や世界的な経済危機が起これば
人々の生活は困窮し
物資が不足し
当然、現在と同じように皆さまの治療を継続できるかどうかわかりません。
 
少なくとも物価高や医療費上昇なども続くでしょうから
かかりつけの皆さまの
診療費や薬品代の負担が大きくなっていくでしょう。
 
そうならば私たちは
皆さまの体調を崩さないように
診療レベルを落とさないように
処方内容の見直し
できる限り
内服薬の減量を考えなければなりません。
 
生活習慣病で通院している皆さんは
日頃口にしている食べ物や飲み物の量や内容を見直すことで
内服薬を減らし
あるいは中止できるかもしれません。
 
そして私たちのクリニックで
提供させていただいている
NMN(ニコチンアミド モノヌクレオチド)水素ガス吸入療法
加齢によって身体に起こる変化
生活習慣病による細胞(ミトコンドリア)レベルの障害
改善しますので
利用者の皆さまが毎日内服している治療薬の
減薬を期待できます。
 
今年もまた
皆さまの身体の状態を細胞(ミトコンドリア)レベルから回復させる
そのような効能のある治療(薬)を
ご提供できるように努めてまいります。
 
私たち聚楽内科クリニックは
新たな年が
皆さまにとって生涯記憶に残るよい一年になりますように
願っております。

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。