NMN点滴について、以下に書きますが、詳しくは私たちのYouTube（juraku clinic）をみて頂くのもよいかもしれません。

アンチエイジングのアプローチは様々です。ヘルシーな食生活、適切なエクササイズ、ストレス管理などが挙げられます。しかし、近年では新たなアプローチも研究されています。その一つが「NMN」です。

NMNは「ニコチンアミドモノヌクレオチド」の略で、体内でNAD+という重要な物質に変換されます。NAD+は、身体の中の500種類以上の酵素をサポートする、補酵素として、はたらいており、細胞内でさまざまなエネルギー生産や代謝プロセスの調節に関与しています。

しかし、年齢とともにNAD+の量は減少し、これが細胞の老化や機能の低下に繋がると考えられています。

NMNの摂取が注目される主な理由は、その効果がNAD+の増加に関連しているからです。 NMNの摂取によるNAD+の増加が長寿遺伝子産物であるサーチュインを活性化します。そして様々な老化現象を改善することが期待されています。例えば、2型糖尿病、肥満、慢性腎臓病、心不全、動脈硬化、アルツハイマー病、サルコペニア、難聴などの様々な老化関連疾患のモデル動物において、顕著な治療効果を発揮することが報告されています。NMNがNAD+を増加させることで、細胞が若返り、エネルギー生産の効率が向上します。これにより、体全体の若々しさや活力の維持が期待されるわけです。

私たちのクリニックでは、水素ガス吸入療法、エクソソーム療法とともに、早くからNMNサプリメントとNMN点滴療法に取り組んできました。私たちはNMN 150mg の1バイアル（あるいは2 バイアルで300mg）を100mlの生理食塩水のボトルに溶解して、15～30分で点滴しています。血液中のNAD+レベルは２時間後には最大に上昇します。

ただし個々の健康状態によってNMNの摂取が適していない場合があります。例えばALSのような神経変性疾患の場合、神経障害を悪化させることが報告されています。ですから、まずお勧めしたいのは、サプリメントとしてNMNを摂取する方法です。もう既にNMNのサプリメントを摂取しているのであれば、問題はないと思います。

いかがでしたか？NMNとアンチエイジングに関する情報が少しでも役立てば嬉しいです。