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院長日記

鉄の星地球で生まれた生命:地球上で生きる生物に不可欠な鉄そして鉄の毒性②

武本 重毅

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地球誕生当時には酸素がなく、最初は酸素を必要としない生物が生まれました。

しかし、約35億年前、

植物のように二酸化炭素を吸って酸素を出す光合成を行なうシアノバクテリアが発生し増加しました。

シアノバクテリアによって酸素がつくられてからは、

活動を活発化するためのエネルギーとして酸素を採り入れる生物が登場しました。

 

そして、その際に重要な役割を果たしたのが『鉄』でした。

鉄は酸素と結び付いて、生物の体内を移動し、

体内の至る所に酸素を運びエネルギーを生み出す役割を果たします。

その鉄タンパク質の代表格が血液中の『ヘモグロビン』です。

これは酸素呼吸をする哺乳動物の象徴でもあります。

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。