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院長日記

水素吸入療法 その4:COVID-19 重症リスクが教えてくれた

では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)重症化のリスクが高かったのは、誰だったのでしょうか。

次の基礎疾患を持っている人たちでした。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)

慢性腎臓病

糖尿病

高血圧

心疾患

肥満(BMI 30以上)

喫煙

 

喫煙を除いたこれらの疾患は、加齢にともなって起こる生活習慣病です。

生活習慣病とは、いいかえると、老化が引き起こす疾患のことです。

生活習慣病と老化は密接に関係しており、

老化の状態にあると、感染力の高いウイルスが蔓延したとき、真っ先に感染し、重症化するリスクが高くなります。

このことを私たちは、コロナ禍で目の当たりにしました。

 

一方、喫煙は疾患ではないものの、細胞レベルで身体の中から老化を進行させます。

そのことも、コロナ感染時に重症化のリスクを高め、合併症や死亡のリスクを増加させることになりました。

 

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。