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クリニックからのお知らせ
私たちが取り扱っている医療用5-ALA(5-アミノレブリン酸)
5-ALA(5-アミノレブリン酸)は、生命活動に不可欠な「ヘム」の前駆体であり、ミトコンドリア内でのエネルギー産生や酸化還元反応に関与しています。SBIファーマでは、5-ALAを医薬品や医療機器に応用する研究開発を進めており、特にがんの術中診断において、5-ALAの代謝物ががん細胞に選択的に蓄積し、特定の光を照射することで赤く蛍光を発する特性を利用した診断薬(例:アラグリオ®)を開発・販売しています 。
SBIアラプロモの医療機関向け製品
SBIアラプロモは、医療機関向けに5-ALA配合製品を提供するオンラインショップ「SBI 5-ALAドクターズセレクト」を運営しています。このショップでは、私たちがクリニックで取り扱っているものを、聚楽内科クリニックから発行された「購入コード」を持つ方が、以下のような製品を購入できます:
• アラプラス 5-ALA50:5-ALAを50mg配合したサプリメント
• アラプラス 5-ALA50+VD:5-ALAとビタミンDを組み合わせたサプリメント
• ALA LF コンセントレートシリーズ:5-ALAを配合した化粧品シリーズ
これらの製品は、医療機関の指導のもとでの利用を想定しており、一般の方が直接購入することはできません 。
一般向け製品
一般消費者向けには、SBIアラプロモが展開する「アラプラス」シリーズがあります。これらは、5-ALAを配合した機能性表示食品や化粧品で、血糖値対策、睡眠サポート、エイジングケアなど、さまざまな健康ニーズに応える製品がラインナップされています。
まとめ
SBIアラプロモとSBIファーマは、5-ALAの可能性を最大限に引き出すべく、医療用から一般向けまで幅広い製品の開発と研究を行っています。医療用5-ALA製品に関心がある方は、医療機関を通じて「SBI 5-ALAドクターズセレクト」の利用を検討されることをおすすめします。
【1】副作用・有害事象
5-ALAは体内に存在するアミノ酸由来の物質であり、通常の摂取量では比較的安全性が高いとされていますが、以下のような副作用が報告されることがあります。
一般的に報告される副作用(サプリメント使用時)
症状 備考
胃部不快感 空腹時摂取で起こりやすい
軽度の吐き気 一時的・用量依存性あり
発疹 アレルギーの可能性あり
軽度の下痢 腸管刺激やマグネシウム含有製品で
【2】使用上の注意点
① 空腹時摂取の回避
→ 一部の人では胃の不快感を訴えることがあるため、食後の摂取が推奨されます。
② 肝疾患・腎疾患がある方への慎重投与
→ 代謝に関与する臓器機能が低下している方では、成分の蓄積や副作用リスクが高まる可能性があります。
③ 妊娠・授乳中の使用
→ 動物実験レベルでは大きな問題は報告されていませんが、ヒトでの十分な安全性データがないため、原則として使用は慎重に判断されます。
④ 他剤との併用
→ ビタミンB6(ピリドキシン)との併用は代謝を助ける一方で、高用量では相互作用が生じる可能性があるため、過剰なサプリ併用は避けることが推奨されます。
【3】注意喚起すべき対象者(医師による指導が必要)
• 肝機能障害や腎機能障害がある方
• 強い日光暴露を避けられない職業の方
• 他に医薬品・サプリメントを多数服用している方
• 妊娠・授乳中の女性
• 小児や高齢者(特にフレイル状態)