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クリニックからのお知らせ
🌿 聚楽内科クリニック通信 2026年2月号
💬 今月のことば
「老化は、書き換えられる“物語”である。」
🖋 院長からのひとこと
2月に入り、現在私は
第26回 日本抗加齢医学会での発表準備を本格的に進めています。
老化を「年齢」や「時間」で語るのではなく、
細胞の状態(state)の固定化として捉え直す——
これが、今回の発表の大きなテーマです。
同時に今月は、
私自身にとってもう一つの大きな節目を迎えます。
📘 絵本作家としての第一歩
2月5日、
絵本作家としてのデビューに向けたプロジェクトが
いよいよ本格始動します。
医学論文では伝えきれないこと。
診察室の言葉だけでは届かない世代。
それらをつなぐために選んだのが、
「物語」という表現でした。
ミトコンドリア、細胞、エネルギー、回復力。
それらを“やさしい言葉”と“絵”で伝えることで、
未来の医療の土壌を育てたいと考えています。
🧬 学会準備と研究の現在地
第26回日本抗加齢医学会では、
加齢にともなう
- 免疫疲弊
- ミトコンドリア疲弊
- エピジェネティックな固定化
が、互いに影響し合いながら
老化という「状態」を作り出す、という視点で発表を予定しています。
老化は壊れた結果ではなく、
「正しく読めなくなった結果」かもしれない。
この考え方は、
これからの抗加齢医学の基盤になると感じています。
🦸 SFミトコンドリアマン
今月のテーマ:「エピゲノムの迷宮」
今月の SFミトコンドリアマン では、
このエピジェネティックな変化を
「迷宮」として描きました。
設計図(DNA)は壊れていない。
けれど、
読み取る通路が封じられている。
物語の中でミトコンドリアマンが行うのは、
敵を倒すことではありません。
- 鎖を緩め
- 壁をほどき
- 光を通す
——つまり、環境を整えることです。
これは、私たちが実際の医療で目指している姿と
完全に重なっています。
🔔 今月のもう一つの節目
現在、
篠原欣子記念財団に応募した研究助成について、
今月中に採択の可否が発表される予定です。
もし採択されれば、
ミトコンドリア医学・抗加齢医療を
社会実装へ進めるための大きな一歩となります。
静かに、しかし確実に。
次のステージへ進む準備が整いつつあります。
🌱 2月を迎えて
学会発表、研究、物語、絵本。
一見ばらばらに見える活動は、
すべて一本の線でつながっています。
老化は、治せる。
そして、未来は書き換えられる。
2月もまた、
その証明を重ねていく一か月になりそうです。
聚楽内科クリニック
院長 武本 重毅

