Director's blog
院長日記

「オンライン診療」が広がりをみせない中、まずは「遠隔健康医療相談」を

武本 重毅

「オンライン診療」ってご存知ですか?

 

高血圧など病態の安定している患者さんが、定期的に内服薬をもらうためだけに、仕事や学業を調整して、交通費と時間をかけて、病院やクリニックまでたどり着いたら、長い待ち時間を過ごして、診察を受け、処方箋をもらい、お金を払って、また交通を利用して帰る。そんな時間の無駄づかいを解消し、仕事や学業に専念するなど、自分の時間を大切に使っていただくための新しい診療システムです。昨年からすでに保険診療が始まっています。この新システムにより、患者さんはPC(iPhone)を通じてドクターと対面し、クレジットカードで支払いをして、処方箋を郵送で受け取ります。薬によっては宅配便で直接受け取ることも可能です。

 

極端なことをいえば、ドクター一人で診療が完結しますので、他の医療従事者が働いていない時間帯に診療するなど、はたらき方改革にもつながります。

しかしながら、まだ診療保険点数が低いことや、一般に周知されていないことなどの理由で、普及が進んでおりません。

 

そのような中、今週より新しく始まるのが、この「LINEヘルスケア」です(田中 大地、アジヘルのヘルスケアビジネス考察日記 http://healthcareit.jp/?p=2355)。

気軽に健康相談からその利便性を体験し、オンラインによる患者さんとドクターとのつながり易さを実感していただくことができると思います。

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。