Director's blog
院長日記

後悔しない超選択術 メンタリストDaiGo

武本 重毅

「人生は選択の連続である。」
選択しなければ行動できず、行動を起こさなければ何も得られません。

人は1日に約70回

人生を左右する選択をしていると言われています。

そして、どの選択肢を選んだかは

将来の自分のあり方に大きな影響を与えます。

 

毎日の選択の結果を受け止めるのは他でもない自分自身なのです。

 

選択する時点では、未来に何が起るかわかりません。

 

正しい選択は存在せず

他の選択肢を選んだ場合どうなるのかは誰にもわからない以上

私たちにできる方法はただ1つ。

 

「選択肢はあれがベストであり、悔いはない」と思える

「後悔をしない選択」をすることです。

 

しかし、

合理的な「後悔しない選択」ができている人は極めて稀です。

なぜなら多くの人が以下の間違った常識に染められているからです。

間違った常識① 「正しい選択がある」

間違った常識② 「今ある成功は、自分の過去の選択でできている」

間違った常識③ 「選択肢は多ければ多いほど可能性も広がる」

「Life is as series of choices.」

(人生は選択の連続である)

ウィリアム・シェイクスピア

 

「直感的スタイル」の人は

自分が「正しい」と思ったことを肯定する情報だけを信じ

否定する情報を避けたり

無視する傾向があります。

心理学ではこれを「確証バイアス」といいます。

感情的な判断をしてしまうのは人間らしいと言えますが

重要な決定のときには判断の妨げになります。

「長期的に考えてみる」

意思決定の前に

1年後、10年後の結果を想像してみるなど

日頃から長期的な視点で

自分と自分を取り巻く状況について考えるクセをつけていきましょう。

 

「過去の経験、失敗から学ぶ」

成功の要因はいくつもあり

複雑で、何が寄与しているのかわかりません。

だが、失敗の要因は明らかです。

保守的な社内勢力の反対で

断念して失速していった失敗例を読み返すと

私は自分が守りに入ろうとしたとき

「それは無意味な自己保身ではないか」と自問するのです。

また、こうした事例を読み返すことで

「これはノートに書かれている状況に似ている」と

自分が失敗しやすい選択をしかけていることに気づく機会が増えました。

気づけば当然

気道修正することができます。

 

何かを選択するとき

「後悔するのではないか」と

漠然とした不安を感じるのは

多くの人が無意識のうちに

焦りや衝動に影響された意思決定を繰り返しているからです。

逆に言えば

「自分でしっかりと考えて決めた!」と思えれば

後悔する回数は激減します。

 

思考の過程で一度立ち止まって疑問を持ち

選択肢を見直すことが

「後悔しない選択」をするための足掛かりとなるのです。

 

人は衝動に抗えない生き物と心に刻む

人間が衝動や誘惑に抗って

冷静かつ「合理的な判断」ができる確率は

50%だと言われています。

もうやめようと決意していても

予期せぬタイミングでやってきた魅力的な選択肢を

完全に切り捨てるのは、とても難しいことなのです。

とはいえ

もうやめようと決めていた場合

衝動や誘惑に負けた選択をしたあとには

後悔がやってきます。

 

そうなる確率を下げるには

「私たちは衝動や誘惑に負けてします」ということを受け入れ

あらかじめ対策を打つことが必要です。

「後悔しない選択」をするためには

自分が負けてしまいそうな衝動や誘惑を予測し

シチュエーションごとに対応できるよう

自分の中でルールを決めておきましょう。

 

未来の自分を想像してみる

何かを選択するとき

「この選択は未来の自分にどんな影響を与えるだろう?」と考えてみましょう。

その選択の、10分後、10か月後、10年後はどうなっている?
 

研究者たちは近い未来をイメージすることで、自分のあるべき姿がクリアになると指摘しています。

重要な選択をしなければならないときは

この選択をしたら

10分後に自分はどう変わるのか。

この決断をしたら

10か月後に後悔しないかどうか。

この道に進んだら

10年後に自分は幸せになっているかを考えてみましょう。

 

私たちは、人生を左右するような重要な選択をするときも

衝動や欲求、目先の利益などに影響を受けてしまいます。

 

だからこそ、

短期、中期、長期の3つの未来の視点から選択肢を見極めましょう。

 

その他、

プランやコストを明確化する

時間をお金に置き換えて、無駄を省く意識を持つ

などなど

 

人間としての特性や

よい選択をするために必要なことや

そのトレーニング法について

 

多くのことを教えてくれる一冊です。

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。