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院長日記

コロナ渦の新しい診療: 非接触・時短の外来診察、自宅バイタル測定結果の共有

武本 重毅

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新型コロナウイルス感染が日本で拡大し、その対策に追われる毎日となり早一年が過ぎようとしています。

そのワクチン接種はまだはじまったばかり、変異型ウイルス感染者が増加しており、今年はもちろん来年になっても収束のめどはたっていない状況です。

 

このような中、いかにクリニック内での感染をゼロにし、しかしより手厚い診療をおこなうにはどうずればよいか、ずっと考え続けてきました。

既に導入してきた「電子カルテ」や「画像取り込み」によるペーパーレスはもちろん、「完全予約制」による「個別診療」などは、まさにクリニック内を広く利用し、一組の患者さまのためだけに使用するという、感染対策を実践する形のあらわれです。

そして昨年より「オンライン診療」を開始し、新たなフェーズに入り至った結論が、「ニプロのハートライン」あるいは「ニプロげんきノート」をフルに活用する外来診療です。

外来受診し、これまで看護師が測定していた血圧体温酸素飽和度体重(体脂肪率)を、ニプロのバイタル機器で測定し、その結果をBluetoothで即座に記録します。

「オンライン診療」では、購入あるいはレンタルさせていただいたバイタル機器を使って自宅で気軽に測定していただき、その結果を同様に記録・共有させていただきます。

先の項目に加えて、血糖自己測定や胸部に貼り付けるだけの心電計も準備しました。その日々の経過を確認しながら治療効果の評価や治療薬変更の診断をおこなっていきます。

新型コロナウイルス感染渦においても、まるで入院中のような手厚い体調管理が可能になるわけです。

 

興味をもたれた方は、是非、聚楽内科クリニック(096-387-2277、Email: takemoto@juraku-clinic.jp)までご連絡ください。

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。