Director's blog
院長日記

2021年を振り返って:その③ 健診と血液検査

武本 重毅

私たちのクリニックではワクチン接種による感染症予防だけでなく、健診による生活習慣病予防にも力を入れています。今年一年の健診件数は148でした。

わたしは今のクリニックを始めるまでは研究者としての活動も続けていましたが、培養細胞や動物実験では人間の身体でおこっている本当の病態に近づくのは難しいと考えていました。このため約25年の間、患者に加え同僚や先輩ドクターから血液を採取し、生の細胞や血清(血漿)を解析することに情熱を燃やしてきました。

そして白血病患者から毎日のように採血する必要があり、いつの間にか血管の中に針を刺すのが得意になっていきました。

そのおかげで、今のクリニック利用者の皆さまからは「痛くない」とわたしの採血が好評です。今年の1-3月の四半期にわずか30件だった血液検査が、4-6月は55件、7-9月は79件、そして10-12月は98件と順調に増加したのも、その表われでしょう。図1

採血だけでなく、新型コロナワクチンの解凍・希釈から注射までの工程もわたし自身が全ておこなっています。こちらも人気のようです。

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。