Director's blog
院長日記

令和3年度(2021年度)を振り返って その2

武本 重毅

昨日申し上げましたように、新型コロナウイルス感染禍の一年でした。

 

そのおかげで、ワクチン接種「予約難民」とも言える近隣の高齢者の方々が、聚楽内科クリニックに集まって来ました。いえ、そうではなく、実は今まで病気という病気をしたことがないという、元気な高齢者の皆さんが、熊本県内から当院にやって来るようになりました。国や地方自治体は、かかりつけ医に相談しましょうと言いますが、何しろかかりつけ医をもっていらっしゃらないのですから、頼るところがありません。

その結果、今年度だけで新たに(もちろんワクチン接種以外の目的で受診した方も含めて)576名の患者を獲得することができました。私たちのクリニックに足を運んでいただき、ありがとうございました。

 

実は、今年度を迎えるにあたり、わたしはクリニック運営を立て直すために、あることを決心していました。それは人員削減・経費削減です。

私たちのクリニックのようにコジンマリとした小さなところであれば、そして昨年度までのような受診者数であれば、電子カルテやデジタル機器を使って、受付から診療、そして会計まで、わたし一人でやれるはずだと考えていました。そして実際にはじめていたのでした。

ところが、ワクチン接種の予約を始めるやいなや、テンヤワンヤの状態です。手伝いに来てくれていた医療事務の受付嬢が絶対に必要となりました。今では、看護師はパートで必要なときだけ来てもらいながら、おかげさまで二人三脚で何とか無事に一年を乗り切ることができたのでした。

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。