Director's blog
院長日記

とうとう熊本(私たちの所)にもコロナ危機到来!

武本 重毅

これまで2年におよぶ新型コロナ感染流行と

その対策は何だったのでしょう。

この間に

政府と自治体は

人の流れを制限するなどして

何とか感染爆発を抑えることができているように見えました。

しかし

今回の第7波は、とんでもありません。

本格的なコロナ危機到来を肌で感じるようになりました。

 

これまで東区にあるサービス付高齢者住宅の建物の一画で

細々と営んでいた私たちのクリニック。

そこは

老化治療と生活習慣病予防・治療、そして感染症予防のワクチン接種

を希望する人々のための

静かな空間でした。

 

その安心・安全のためのクリニックにも

今週になり

日本全体で始まった感染爆発が

押し寄せてきたのです。

 

クリニック内で感染者が出たわけではなく

クリニックが入っているサービス付高齢者住宅で感染者が出たわけでなく

隣りの敷地にある特別養護老人ホームでクラスターが起こったわけでもないのですが

発熱外来を受診した患者さんのコロナ陽性率が急上昇しています。

そして

かかりつけ患者さんの話によれば

皆さん

御家族や職場の同僚が感染しているらしいのです。

 

昨日は1日で3件の感染者登録(HER-SYS)をおこないました。

このようなことは

この2年間なかったことなのです。

 

これだけ感染者が急増すれば

特に政府や自治体が制限を加えるまでもなく

あらゆる職種の社会活動が停滞し

日本経済に与える影響は

相当なものになるでしょう。

 

政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会は

新型コロナを

季節性インフルエンザと同じ5類に

分類しようとしていますが

検査やワクチン接種等の公費負担がなくなれば

患者負担が増し

生活に困窮する人々が

ますます感染のリスクを負うことになります。

 

昨日の院長日記に書いたように

エイズの国難を乗り切ったブラジルでは

高価な治療薬を

必要な国民全てが使えるように

国をあげて取り組みました。

 

今こそ

日本国民全体の存続が

かかっている

大事なときです。

 

何とかして

この国難を乗り越えなければなりません。

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。