Director's blog
院長日記

新型コロナ パンデミックが変える世界

武本 重毅

これまでのパンデミックと同様

すなわち

13~14世紀のペストの後には

人口減少により農地が空き地となり

イタリアではルネサンスが興り

宗教改革があり

そして大航海時代すなわちグローバリズムの幕が開いたのでした。

 

それまでの物理学など科学的な発明が積み重なって

工業化へと時代は大きく転換していきました。

 

100年前のスペイン風邪では

船旅によるクラスター発生

飛行機が登場し主要な交通機関になりました。

 

今回も生活様式が大きく変わることになるでしょう。

今われわれは

皆さんが高齢者になる頃にはお子さんやお孫さんの教科書に載るほどの

大事件の渦中にいるわけです。

新型コロナウイルスワクチンの接種を始めました!

2021年5月から

私たちの聚楽内科クリニックでもワクチン接種を開始しました。

当時、電話あるいは来院で直接受け付ける医療機関はめずらしかったので

「コールセンターに100回もかけたけどつながらない」

「こんなに近くで接種できるなんて、助かりました」

という方々が

実にたくさん来院していただきました。

新型コロナ第6波に備えて

そしてイソジンガーグルやカロナールなど

直接手渡しできるようにと

これまで院外処方一辺倒であった処方を

院内処方へと変更をはじめました。

人が集まる場所への移動、その感染リスクを抑えるためでした。

世界は新型コロナ感染禍から戦争、そして経済危機へ:しかし未だに足元に忍び寄る新型コロナウイルス

そして

ワクチン接種を繰り返して

治療薬の使用が始まったのですけれども

 

これまでに築いてきた

高齢者が安心して暮らすことができるような

高齢化社会

少しずつ

音を立てて

崩れていこうとしているように

わたしには思えるのです。

 

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。