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院長日記

コロナ感染症に対するNMN療法の可能性:呼吸器疾患

武本 重毅

カテゴリー: 

新型コロナウイルスCOVID-19

感染発症時の症状は

発熱(52 %)

呼吸器症状(29 %)

倦怠感(14 %)

頭痛(8 %)

消化器症状(6 %)

鼻汁(4 %)

味覚異常(3 %)

嗅覚異常(3 %)

関節痛(3 %)

筋肉痛(1 %)

の順に多くみられました。

インフルエンザや普通感冒と比較して

鼻汁鼻閉は少なく

嗅覚・味覚障害の多いことが

COVID-19の特徴と考えられてきましたが

オミクロン株による感染では

ウイルス🦠が上気道で増殖しやすい特性にともない

鼻汁鼻閉

咽頭痛

などの感冒様症状の頻度が増加しました。

さらに

急性喉頭炎から喉頭蓋炎

を呈した患者の報告も増加しています。

また,嗅覚・味覚障害の頻度が減少したと報告されています。


COVID-19

まず鼻咽頭などの上気道に感染すると考えられます。

多くの患者さんは

発症から1週間程度で治癒に向かいますが

一部の患者では感染は下気道まで進展すると考えられます。

さらに

急性呼吸窮迫症候群(ARDS)に至る患者さんもいます。

その増悪因子の中で

少なくとも加齢による部分に対しては

NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)の効果を

期待できるのかもしれません。

そのニュースについて次回ご紹介します。

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。