昨日の看護専門学校講義でカミングアウト
昨日わたしが担当した
熊本市医師会看護専門学校 医療専門課程 第2看護学科 2年生の講義は
「疾患(白血病の発症の機序他)」でした。
そこで、わたしが歩んできた成人T細胞白血病(ATL)治療法開発という目標達成への道のりについても紹介しました。
そのキッカケになったのは、当時研修医だったわたしの最も身近にいた女性がHTLV-1に感染していたことでした。
この時わたしは心に決めました。
その3人の子供たちが万が一に母子感染していても、成人してATLを発症する年齢になる頃までには、治療法を確立していようと。
わたしは熊本大学大学院でATL発見者である高月 清教授の指導を仰ぎながら研究をスタートし
その後はHTLV-1/ATL研究の権威がいらっしゃる研究所や大学を転々としながら研究を続けました。
そして、この研究に我が身を捧げた四半世紀が過ぎて、やっとたどり着いたのが
NMN(ニコチンアミド モノヌクレオチド)療法
水素ガス吸入療法
を用いる
ウイルス感染症/がん治療です。
実は現在聚楽内科クリニックで取り組んでいる
アンチエイジング3本の矢なのです。
今や私たちの治療は加齢にともない生じる様々な問題を解決しようとしています。