Director's blog
院長日記

がんの原因とは①:ウイルス感染対策

がんの原因として、「ウイルス感染」、「放射線被爆」、「遺伝子異常」、「喫煙」、「慢性炎症」を挙げることができます。

まずウイルスについてです。

医師になってから長い間、九州・四国に多い白血病・リンパ腫患者さんの治療を担当し

その治療方法を確立しようと自分なりに努力した経緯があります。

この疾患がHTLV-1というレトロウイルスの一種が原因ですので

その発見の歴史から、そのほかの発がんウイルス(EBウイルスヒトパピローマウイルス肝炎ウイルスなど)にも特に注意しています。

また血液内科専門医としての立場から、発がん性は低いですが

血液細胞を減少させるようなHIVヒトパルボウイルスB19サイトメガロウイルスなどのウイルス感染にも気をつけています。

わたしたちは皮膚というバリアに覆われていますので、その皮膚を傷つけないようにしています。アトピー体質ではありませんが、アトピー性皮膚炎患者さまへの指導から学ぶことは多いようです。

うがいは必ずイソジンガーグルを用います。

学生時代にみた製薬会社のビデオで

米国のアポロ宇宙船が地球に帰還し、海上に着水した後、イソジンで消毒される映像が今でも目に焼きついています。

イソジンは未知のウイルス感染も予防することができます。

うがいだけでなく、傷ついた皮膚、口唇ヘルペスのような発疹ができれば、イソジンガーグルの原液を綿棒につけて消毒します。

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。