Director's blog
院長日記

人生100年時代、私たちが目指す120年その③:誤嚥(窒息)

一昨日の夕方、出向いた某病院で遭遇したのは

夕食を喉に詰まらせて窒息している高齢者でした。

すぐに詰まっている食物を吸引し、酸素投与です。

血圧測定不能で、四肢末梢にはチアノーゼを認めます。

しかしながら処置が奏功し、測定不能だった血圧や酸素飽和度(SpO2)も徐々に回復し

酸素飽和度は40%台から80%台、そして30分後には何とか95%になりました。

チアノーゼは消失し、意識レベルも元のように回復したのでした。

 

これで一安心、というわけにはいきません。

このように一時的に(であっても)

脳や心臓や腎臓など生命維持にとって重要な臓器への酸素欠乏状態がおこったということは

全身の臓器や組織に、それなりのダメージを与えたことになります。

つまり

私たちが目指す健康寿命120歳を達成するためには

私たちそれぞれの人生で是非、回避すべきイベントなのです。

 

この患者さんのように、いったん血圧が低下し酸素濃度が低下し

このため血流が途絶えた(乏しくなった)臓器に

再度、血流が再開し酸素濃度が復活(上昇)する際、活性酸素種が産生します。

この活性酸素種

ミトコンドリアを傷害し、DNAを切断し、細胞内に炎症をおこし、さらにその炎症を周囲の細胞へと広げていくのです。

 

この傷害を抑えるのが

私たちが取り組んでいるアンチエイジング3本の矢のひとつ水素ガス吸入療法です。

酸素と一緒に数パーセントの水素を吸入することで、悪玉活性酸素が水となり取り除かれます。

そして他の2本の矢NMN(ニコチンアミド モノヌクレオチド)療法エクソソーム療法により

ダメージを受けた細胞内部が修復され、血流や神経伝達が再生されるのです。

このような治療を日頃からおこなうことで

軽度の誤嚥や軽度の酸素濃度低下による組織や臓器のダメージをいち早く改善することができると考えています。

これが私たちの提案する健康寿命120歳への道です。

 

 

ご参考までに今年4月23日の院長日記もご覧ください。

水素吸入療法が院外心停止患者の救命および予後の改善に効果

Author:

武本 重毅

聚楽内科クリニックの院長、医学博士。